加齢による聴力の低下は誰にでも起こりうる現象で、低下し始める時期や程度は個人によって異なります。加齢による難聴の場合、まず高音から聞こえにくくなり、左右の聴力が同じレベルで低下していくのが特徴です。しかし「あ、い、う、え、お」といった比較的周波数の低い母音を聴きとる力はそれほど低下しないので、自分ではあまり聞こえにくいという感じがしません。そのため、本人よりも周りの人が先に気づく場合が多いのです。
■伝音性難聴
中耳炎や鼓膜の損傷などによる、外耳から中耳にかけての障害が原因の難聴で、医学的な治療が可能とされています。
■感音性難聴
内耳以降の感音器の障害による難聴です。加齢や薬物、又長時間騒音下二いることなどが原因となり起るといわれています。一般的に医学的な治療による聴力の改善は困難とされています。
■混合性難聴
感音性難聴と伝音性難聴の両方の症状がみられる難聴です。
※ 詳しくは、耳鼻科で診察を受けてください。